2016.04.21
馬鹿だなあ、と思います
所長です。
唯一のデイサービス休業の日曜日に、地域サロンとして施設を開放したり、デイサービス利用日以外も配達の時間が読めないからとお弁当をこちらで預かり、目安の時間にわざわざ届けたり、前回報告したように食事に一緒につきあったり。 プライベートどころか2年近く、年末年始含めただの一日もお休み無し、そのわりに仕事が滞りっぱなしという状況で、開封していない郵送物が山のように積んであり、うっかり全部捨ててしまい未着だったことにしたいと本気で思ってしまう毎日を送っています。
それなのに、デイサービスとは関係ないところ(要はお金にならない)でも、つい「やりましょうか」と名乗りを上げてしまい、スタッフからも「断れないんですか」といつもあきれられてしまいます。 まさに自分で自分の首を絞めてしまっている状態ですね。 でも、人と人のつながり、架け橋作りを請け負う工事人としてツナギを着ていますので、それは脱げませんよ。
知人からは「これからは高齢者が増えるから良い選択じゃないの?」と言われることが多いですが、国会で議題にされるほど待遇低いのをわかってますか、と返したい。 国も最近の介護職員給与が少し上がったことで、加算等の効果があったとか満足してますが、本当のところは、人が集まらないから少しでも給与を上げる、するとスタッフも待遇が良い職場に移る、移られたところが給与を上げる、スタッフがまた動く、の繰り返しで給与が上がったように見えているだけで、実際は人材がまったく増えていないと思うんですけどね。 数字だけではなく現場を見て欲しい、そう思います。
実際に閉めてしまうところも多いです。 先日も急に通所先の閉鎖が決まり、しかも残り10日、代わりを探すことになってしまったケアマネージャーさんから連絡をもらって、難しいかな、と思ったけれど事情を聞いて引き受けてしまいました。。。
そんな身を削るようなことをして、でも続けているのは、やっぱり楽しいんですよね。 ものすごい経験を積んできた方々の話はとても面白いし、「楽しかった」と言って頂けるとその日はルンルンで帰れます。 本当、馬鹿だなあ、としみじみ思います。
こんな馬鹿所長がやっているちっちゃなデイサービスですが、少しでも興味があればのぞきに来てくださいね。 同じゴールを目指せる方、是非お力をお貸しくださいませ。 猫好き大歓迎です。

